ブルガリア・ルーマニア旅行記5日目


快晴。
今日は国境超えます。


外の気温は、−16℃
彡 彡((((((´Д`))))))彡 彡

添乗員さんから衝撃の事実が。
なんと、昨日までルーマニア国境は封鎖されていたそうです。
ウソ━━Σ(@`Д´@)━━ン!!!
今朝、国境再開。

もし国境が封鎖されたままだと、帰りの予定はルーマニアからの飛行機だったので、 ブルガリアからの飛行機の振り替えを考えていたと。
実は中々スリリング。

昨日停まっていたトラックも、動き出していました。
これ以上、国境封鎖が長引いていたら、体調を壊すドライバーが出てくるので(長い人は、2日間ほど足止めされていたそうです) 赤十字が出動していたそうです。

しかも、トラックだけでなく大型バスも通行禁止令が出る一歩手前だったとか。
ヤレヤレ。
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Θ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;;)


普段なら、ルーマニアへはパスポート掲示もなく、すんなり通る筈が…
止められました。
バスの中で待機。
出入国のハンコが記念になると考えよう。

ここでも野良犬が多いです。
車が停まるたびに走り寄って、えさをねだっています。
が、ギリギリまで近寄るので危ないです。
轢かれてしまい、中には足を引き摺っている犬もいました。


国境の橋の上から。
検問では勿論ダメだけど、橋の上(真ん中辺)での写真撮影は止まらなければOK。
下を流れているのは、ドナウ河。
どこかの国では、ドナウ河まで凍っていたらしい…


ルーマニアで、パスを乗換。
ここで、ブルガリアのガイドさんと運転手さんとはお別れ。
荷物積みかえの間、ガススタンドに入ってみるも、 まだルーマニアのお金を持っていないので、並んでいる商品をただ見るだけ。

ルーマニアは、ヨーロッパの中でも特に貧しい国に入るそうです。
月収平均は、ブルガリアと代わりませんが、貧困の差が激しいそうです。
殺人などの凶悪犯罪は少ないものの、スリ等の犯罪は多いそうです。


建てている最中の家。

こちらの人は、一度に家を建てないらしい。
お金が出来た所から作っていくので、2〜3年かけて建てるそうです。
窓ガラスの入ってない店舗とかあったから、何故だろうと思っちゃいましたよ。



共産主義の名残で、アパートはどれも同じ間取り。
外から見ても、全て同じ。


おんや?


何かのデモ。
ロシアの文字だけは読めたけど…



ブカレスト観光。


旧共産党本部。
チャウシェスクが最後の演説をした場所。

むかーし、テレビで独裁者特集をした時に、 銃殺された後のチャウシェスクとエレナの、衝撃的な映像を見た記憶があります。


チャウシェスクとは誰ぞや?
ルーマニア社会主義共和国初代大統領。
過剰な恐怖政治により、国民の不満が高まり、ルーマニア革命により銃殺。

ルーマニアの体操選手、ナディア・コマネチは、二男ニク・チャウシェスクにストーカーされていたとか…



国民の館。

国民の館とは名前だけ。
装飾は純金。
窓がクリスタルだったり、薄い桃色やベージュ色をした大理石(本物)をふんだんに使ったり、 と思いつくだけの贅の限りを尽くした感がありました。
なにしろ、トイレに行く階段までも大理石でした…

ルーマニア人は、国民の館建設に、無報酬で駆り出されました。
その間の賃金などの保証は、一切なし…

ルーマニア議会の議事堂等が入っているため、セキュリティは半端ないです。
空港並み。
見学にはパスポート必要。

セキュリティが厳しいのは議事堂もそうですが、ルーマニア革命からまだ数十年しか経っていない為、 虐げられた気持が残っていて、建物を見るとは腹が立ち、破壊衝動が起るため、とも言われています。
なので、見学に来るのは外国人か、恐怖政治にあまり関係がない田舎に住んでいたルーマニア人だとの事。

見学の際の注意で、ガイドが許可した場所以外では、絶対に座りこまないように、と言われました。
ガイドの指示した場所以外にも行ってはいけないと。
写真撮るには、1000円必要。



ルーマニアのシャンゼリゼ通リ。
ここからチャウシェスクは演説する予定だったけど、結局使われないまま。

使われないままの部屋は、他にも沢山ありました。
チャウシェスクが7回も作り直しをさせるほど拘った大理石の階段も、結局使われないまま。
あの方、背が低かったから、階段も足の長さにあわせて作ったそうですよ…

現在も国民の館は、観光資源として増築中。
後100年くらいして、恐怖政治時代を覚えている人が居なくなったら、遺産として登録されるかも…です。

申請すれば、一般人も使用できる部屋があるそうです。
私たちが行った日は、何かの慈善パーティの準備をしていました。
ただ、結婚式は出来ないとか。
唯一の例外で、ここで結婚式が出来たのはナディア・コマネチだけ。



凱旋門。



今日のホテルは、ラマダ・ブカレスト・パーク。


部屋に入った途端、芳香剤の強烈なにおいが〜。
く、臭い!
気持悪い!


洗面所に取り付け式の大きな芳香剤が置いてあった…
取り外して、クリーニングの袋に包んで、クローゼットに閉まって、窓全開。
季節は冬。
外の気温は、軽〜くマイナスを越えています。
今度は寒い…

添乗員さんが、部屋を変えて貰いますか?と言ってくれたけど、スーツケース開けて荷物出していたので、 面倒くさいから、そのまま部屋を使う事に。

何故ツインの1泊なのに、こんなにコーヒーや紅茶があるんだろう…
とちょっと不思議に思った(* ̄m ̄)

ブルガリアと同じく、紅茶はハーブティでした。



夕食はホテルで。
パンとサラダの写真はパス。

チーズを揚げたもの。


たらを使った料理。


デザートのケーキ。
オレンジの他には、キウイともう1種類ほどを適当にウエイターが置いていきます。

食事後、部屋に戻ってもまだ臭い。
浴室の中にも、芳香剤が置いてあった…
ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!!

その芳香剤も取り外して、クローゼットへ。
なんとかマシに。

何故、芳香剤が2つも?



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