旅行記3日目


旅行3日目。

朝食で、またもやスクランブルエッグを焼いてもらう。
けど、時間掛かりすぎ。
丁寧なのか、トロイのか…

卵に時間が掛かりすぎ、Kさん一足先に部屋に。
時間掛けて作ってくれたけど、昨日のホテルのほうが美味しいなあ…


すれ違うジモティから、日本語で「カワサキ」「トヨタ」と声を掛けら続けていました(^^;;



今日の観光は、予定には入っていなかったトフェ。
ここは、現存する数少ないカルタゴの遺跡。

当時のカルタゴは、幼児を殺して神に捧げる生贄の習慣があったために、 幼児の骨や灰が入った壺などが多数発掘されています。
身分の低い者の子どもより、高い身分の者の子ども。
次男より長男。
と、捧げられる子どもが重要であればあるほど、 神は願いを聞き届けてくれると考えられていたそうです。


元々は聖域の墓地遺跡トフェ


子どもに目隠しをして、神官がその喉を欠き切るのが生贄の儀式。
さすがにそこまでしなかったのではないか、との説もありますが、 生贄説の方が有力。
ガイド氏が、カルタゴのこういう面もしっかり見て欲しい、との事で今回見学地に組み込まれました。





ウロウロと写真を撮っていたら、ツアー客全員、係員らしき人にカメラ券チェ〜ック。
ノートにしっかり番号を控えていました。
チュニジアに来て、初のカメラ券チェックを受けました。


トフェに咲いていたひまわり



トフェが発掘された時には、すでに周辺は高級住宅地となっていました。
当時のフランス政府は新しく家を建てる事は禁止しましたが、さすがに既に建ててある住宅までを 取り壊すことは出来ませんでした。

なので、この周辺の家の地面を掘り返すと、もっと沢山の幼児の骨が出てくるのではないか、と言われています。

自分の家の下に、大昔とはいえ、生贄にされて殺された子ども達の骨が 大量に埋まってるかもしれないんですよ(((゙◇゙)))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
周囲の建物が、白とチュニジアンブルー基準で美しいだけに、アンバランスな感じがしました。


トフェからすぐ近くにある、古代のカルタゴ港の跡。

今は、ただの風光明媚な場所( ̄ー ̄;…

当時は軍艦で溢れ返っていたとか。
ローマが再現しました。





次は、ビュルサの丘。
エリッサが牛の皮で作った綱で手に入れた土地です。


当時、エリッサがここに立った時には、どんな景色を臨めたのでしょうか…









ローマ人は大浴場を使っていましたが、カルタゴ人は個人の家に風呂とトイレがあった事が 遺跡から分かっています。


手前がカルタゴ時代の遺跡



訪れた時間は昼前。
日が昇ったら暑くて暑くて。
すぐに日陰を求めて移動…

ι(´Д`ι)アチィー




ここにはフランスによって建造された、サン・ルイ教会があります。
第8回十字軍遠征に参加し没したフランス国王のルイ9世に捧げられた教会。
カルタゴ遺跡があり、ローマ時代の街並みが見下ろせて、後ろには教会…
考えたら、とても不思議な空間です。

カルタゴ博物館を見学。
モザイクが美しい〜。
ローマ時代の彫刻もありました。


カルタゴ時代のお金





博物館内も暑い〜
でも建物内なので、紫外線直撃じゃないだけマシかも。

暑ィデスナァ─(;´д`;;A)─何度?







アントニウスの浴場に行く前に闘技場跡と、水道橋跡を下車して見学。
観光客の姿、ほとんどナシ。


闘技場の跡。
奥に写っているところから、獣が出てきた。



水道橋跡には一台のタクシー?が来たけど、すぐに引き上げてたし。


水道橋跡。



イギリスの政治家、ウィンストン・チャーチルが演説した劇場を通り過ぎて アントニウスの浴場へ〜。


左の奥が、チャーチルが演説した劇場






アントニウスの浴場まで来ると、西欧人観光客が一気に増えます。
私たちの時にはクルージングツアーの途中、観光のために大勢下船していました。

ローマの五賢帝の一人「アントニウス・ピウス」建造。
138年〜161年没した方。

当時の模型


写真では分かりにくいけど、2階建。
更衣室、水風呂、サウナ、プール、談話室、トイレなど、部屋数は100ばかり。
現代のスーパー銭湯?
排水溝?のような物もしっかりあって、衛生面もしっかり考えられていたんですね。

2世紀には、既にこんな施設があったんですよ!(゚ロ゚)/(゚ロ゚)/(゚ロ゚)/オォー


当時も、眺めは良かったんでしょうね。



でもとにかく暑い!
(AД`q。)il|iアヂィアヂィ


そのうち、どこを見ても同じ景色に見えてきます。
ここで私は、チュニジアに来てから、初めて日本人に遭遇。
向こうも、来て以来初めて日本人に合いました〜と言ってました。
この2日間、歩いていたら「Japanese?Chinese?」と聞かれるから、中国人も結構来ているみたいです。
でも東洋人の姿、見かけなかったけど。


右も左も遺跡、遺跡、遺跡。




数が多すぎて、段々、同じ景色にしか見えなくなってくる…(^▽^;)



友人KさんGIVE UP。
一足先に戻ったけど、私は折角来たんだから、見なきゃ損!と溶けそうになりながらもウロウロ。

すごく素敵なイタリア人ご夫婦に会いました。
だんな様はバス運転手で、英語が少し話せる人。
日本の横浜に来たことがあること。
来年はぜひイタリアへ来い。
等々、話をしました。

奥さんは英語が話せないけど、身ぶり手振りと超片言英語でも 案外、何とか会話は成立します。
お互いに聞く姿勢と、伝えようとする意思があれば、何とかなるんですね。
今回のチュニジア旅行で、人との出会いの中では、一番の思い出です。





ようやくお昼。
ガイド氏の話では、アントニウスの浴場は気温40度以上あったとか。
暑いはずです…



ファテマの手?かな?


黒鯛


初めて果物以外のデザート


黒鯛に添えられているのは、オジャ。
同じテーブルになった人と話していると、ホテルのバイキングにもオジャがあったらしい。
嘘!気がつかなかった。( ´゚д゚`)えぇーーー

明日は絶対に食べよう






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