カンボジア旅行記 3日目

アンコール・ワットの朝日 アンコール・トム観光 バンテアイ・スレイ観光 帰国



ぶっちゃけていいます。
もう少しで寝過ごしかけました。



ホテル備え付けの時計でアラームのセットしたのですが、うまく出来て
なかったみたいで、鳴らなかったのです…

念のために、と私のケータイでもアラームセットをしていたので、
なんとか起きることはできました。
ケータイは日本時間のままだったので、時差を引いたアバウトな起床時間に
してたので、結構ギリギリに起きてしまいました。

化粧する時間もなく、
無謀にも、ほぼすっぴんです。



真っ暗なロビーには、私たちのガイドさんが一人、ポツーンと。
仕事とはいえ、朝早くから大変だぁ。
朝日をみるのは日本人か韓国人で、欧米人は寝る方を取るそうです。
気持ち、分かるよ…と思いながらアンコールワットへ。



なんでこんなに朝早くに大勢の人がいるの…
って、自分たちもだろう、と思いつつテクテク歩きます。
しっかり遺跡入場パスは掲示を求められました。
朝早くからお疲れ様です〜。
早い時間に居る人たちは、お給料がいいそうです。



欧米人もかなり居ました。
でも日本語と韓国語が圧倒的に多い気も。
ビューポイントの聖池は人だかり。
ウエディングドレスを着た、韓国人カップルが写真を撮ってました。



昨日のサンセットは見れなかったけど、今日のサンライズは
見る事ができました。
眩しすぎ…。
日が昇ると暑い。
今日もいい天気になりそうです。





ホテルに戻り、ガイドさんと一時別れて朝食。
バイキングです。
卵料理がないなぁ、と思っていたら、その場で作ってくれるシステムでした。
ビーフンも作ってくれるので、とりあえず一通り試しました。
朝食後、化粧して日焼け止めを塗ってアンコール・トムへ出発。



1177年にチャンパ軍の侵略により、王都は陥落。
ジャヤヴァルマン7世王によって激戦の末、チャンパ軍を撃退。
7世王により、城塞を兼ね備えた新しい王都が再建。
アンコール・トムとは、大きい城都という意味です。



南大門。
ここをくぐって神々の世界へ。



私たち、車や象が通っている横を歩いてくぐりました。
象って走ると意外に早いんですよ…
門は車1台がやっと通れる幅なので、ノロノロ運転だけど
すれすれに車が通るから、ちょっと怖かったです。



パイヨン寺院へ行く途中、警備員ぽい制服着た人に運転者さんが呼び止められ、
車から降りていきました。
トレーナーだけだった運転手さんは、降りる前にナンバーの入ったジャケットを
羽織ったのですが、他にも何人か同じ様にナンバーの入ったジャケットを着た
運転手さんたちが、次々と車から降ろされてます。
運転手の制服着用チェックだそうです。



パイヨンのレリーフはアンコールワットと違い、庶民の生活を描いています。
戦いの部分も少しだけで、勝利した後の宴の様子とか。
遠くから見る分には、アンコールワットは綺麗だけど、
こっちの方が楽しいなぁ。
あちこち修復中です。
なんだか、時&自然VS人間って感じです。



壁とか柱に丸い穴がいくつも開いているので、聞くと
「石をここまで運ぶために、棒を通した穴」と説明されました。




この石像の一つに、京唄子師匠そっくりさんがあるらしいのです。
随分探したのですが、どれだか分かりませんでした…



象のテラス、ライ王のテラスを見学。
ライ王の名前の由来は、昔とある王様が大蛇と戦い、
返り血を浴びてライ病になった説と
戦で凱旋して帰って来た王様に老婆が抱きつき、勢い余って馬から落ちた王に
老婆が接吻してライ病がうつった、という説など色々とあります。
もちろん、今ではライ病はうつらないと証明されてます。



カンボジアの有名スイーツは「かぼちゃプリン」
かぼちゃの語源は「カンボジア」から伝来したので、この名前がついたそうです。
カンボジア、カンボジア、カンボジア、と何度も繰り返すと「かぼちゃ」



あんまり美味しそうには撮れてませんね。
私には甘すぎでした。
なんか中途半端に生温〜いんですよ。



昼食後はパンテアイ・スレイ観光。
「東洋のモナリザ」がある場所です。
シェムリアップ市内から、車で40分ほど。
ちょっと前までは、装甲車の護衛付きで行くような場所だったそうです。
しばらくは外の景色を見ていたのですが、爆睡…



ここでも入り口でパス掲示。
バンデアイ・スレイとは「女の砦」を意味してます。
967年に王師ヤジュニャヴァラ−ハの菩提寺として建立。
紅色砂岩が使用されているので、全体的に赤っぽい遺跡です。



1914に年に野焼きをしていた人が、偶然発見。
そのせいか、所々に黒くすすけた部分がありました。





1923年に、フランスの作家アンドレ・マルロ−がこの女神像を持ち帰ろうとして
捕まっています。
後に発表された「王道」の原体験となっているそうです。



この人、当時の文化大臣なんだよう。
そんな人が、他国の遺跡を持ち帰ろうとするかな…
それだけ、女神像の美しさに魅せられてしまったんですね。
この事件のために、女神像は「東洋のモナリザ」として世界的に有名に。



しかしながらとても残念なことに、現在はこの像が彫られている中央祠堂は、
損傷が激しくて、遺跡保護のため中には入れません。
ガイドさんに聞くと、2000年までは中に入れたそうです。



ってか、何体も像が彫られていて、どれが「東洋のモナリザ」か分からない…
そもそも私の想像していた「モナリザ」は、あの「モナリザの微笑」だったんですが、
ええ、全く違いました。
このうちのどれか一体が、東洋のモナリザって訳ではないようです。
一番美しい像が、中央祠堂の中に入って見れない像、って事だそうです。



市内へ戻り、日本人オーナーが作っているアンコールクッキーの店に行きました。
日本で買うお土産より、全体的に高い〜
このクッキー1枚で現地の人が1日暮らせるんだよ…



5月に「めざましテレビ」のワールドキャラバンで、このお店が
取り上げられていたのをたまたま見たんですが、
この時はまさか自分が行くなんて思いもせずに見てました。



オールドマーケットで買い物。
でも昼過ぎだったので、お店の人の大半は昼寝タイム。
ここで、マンゴー一つ、りんご?一つ、ざくろ一つを計一ドルで購入。
粘ればおまけしてくれたかも…と思いつつ暑さで言い値で買ってしまいました。
アンコールビールも購入。
市内のスーパーより少しだけ安め。



ホテルへ戻り時間が中途半端に余ったので、予約なしでもホテルでの
マッサージできるかどうか確認して、レッグマッサージを受ける事に。



高級スパ!って場所でした。
25分、18ドルの足のむくみを取るマッサージにしました。
足だけなのに、個室なんですよ。
時間がもっとあれぱ、全身マッサージしたかったです。



値段は2006年の相場ですが、大体
全身マッサージ 55分35ドル 85分50ドル
部分マッサージ 25分18ドル 55分30ドル
セットメニュー 2時間70ドル
ルームサービスは、アイスなどは4ドル前後、一番高くてステーキ17ドルでした。



17時、フロントまでスーツケース持っていくのが大変なので、取りに来てもらい
チェックアウト。
夕食を市内のレストランで取り、空港へ。



小さな空港なので、ごった返すから国の法律でフライト2時間前までには
必ず空港に居なければいけないそうです。
空港税25ドル。
世界で一番高いのがこの空港だとか。



空港から歩いて飛行機に乗り込み、バンコクまで1時間。
やはり機内食が出ました。
バンコクの空港は、22時を過ぎてもほとんどの免税店が開いていました。
ドルしか持ってないし、買うものも特にないので、免税店はスルーして
ロビーで待つこと2時間。



この2時間が、一番きつかった。
深夜なのにかなり人が居て、座る場所がない。
仕方なく空いた椅子に、周りを外国人に囲まれながら
友達と離れてさびしーく座って待ちます。
カバンは膝の上で握り締めて、いつの間にか座ったまま寝てました。
しかも、爆睡!



寝ぼけたまま、ようやく搭乗。
飛行機乗ってから、更に50分ほど待たされたそうです。
でも座った瞬間から爆睡モードに入っていたので、知らなかった…
離陸してからの、飲み物のサービスにすら気がつかなかったぐらいの爆睡。



滞在中の気温は平均36〜38℃
湿度80〜90%
微妙に日本と湿度の感じが違いました。
雨季でしたが、スコールは一度も体験しませんでした(^^)v



駆け足のアンコール遺跡めぐりでしたが、とても楽しかったです。
すっかりしっかり、アンコール遺跡と恋に落ちてしまいました。
まだまだ、見ていない遺跡が沢山あるので、
足腰丈夫なうちに、また行きたい国です。





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